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♢私立小学校訪問記/近畿大学附属小学校

2022.02.02

 あやめ池遊園地の跡地に建てられた校舎の敷地は小学校、幼稚園合わせると17,500㎡あるそうです。ヒマラヤ杉の大木や池など豊かな自然があり、児童たちの成長を支えています。

 本日は近畿大学附属小学校の校長先生と入試広報の先生と面談しました。

 下記は校長先生とお話したことを列記します。

【学校では、教育の目的をどのように考えていますか】

 「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人になろう」を校訓としています。

10歳までに受けた教育や体験がその人の核をつくると言われています。

小学校時代にしっかりとした倫理観、世界観、人生観を身に付けて欲しいと考えています。

 そのため本校では本物に触れて感じることからの学びを大切にしています。

教室から飛び出し、実地に学ぶことを通して興味や関心を高め、友達と知る喜びを共有しながら、自分で調べたり、考えることを大切にしています。

「次の日が楽しみで眠れない」「涙が出るほど感動する経験をいっぱい創れる」学校にしたいと考えています。

そういった体験、経験を通して、核がつくられていくと考えています。

 本校では、「智・徳・体」を以下のように考えています。

「智」:知識を活用する「真の力の啓発」を大切に、子ども一人ひとりの個性を活かし、確かな学力が

   開花できる指導を目指す。

「徳」:良い社会生活の第1歩、基本的生活様式を理解し、実践できることです。また喜びを喜びと感

   じ、美を美として認識し、他を思いやる心を育てます。

「体」:一切の活力の源泉である健康・体力。子どもの天分が充分に生かされる基本として強い身体と

   強い精神力を育てます。

【受験対策はどのようにすればよいのでしょうか】

 ペーパーテスト、口頭試問、生活テスト、集団活動、保護者面接があります。

1.ペーパーテスト

 記憶、推量、プログラミング、数、図形、一般知識など一般的な思考力問題になります。

2.口頭試問

 ペーパーテストで出た記憶のお話の中から質問させていただきます。お子さまの考えや想いを聞きます。

3.生活テスト

 服をたたむ、箸でつまむ、色を塗るなど3つ課題をしていただきます。

 課題については事前の説明会で候補を提示させていただいています。

4.集団活動

 ルールを守れるか、積極的に参加出来ているか、周りに気を配れるか、みんなと楽しく出来ているかを見ます。

5.保護者面接

 本校の志望動機、お子さまの長所、短所、ご家庭、園での活動などを聞きます。

 本校の教育理念を理解いただいているか、普段からお子さまと向き合って関わることができているかを見ます。

【近畿大学附属小学校の教育の内容】

 「21世紀を生き抜き力を、今ここで」をスローガンにしています。

生き抜く力とは、自ら考え、決断し、行動し、実現する力です。

目まぐるしく移り変わる社会に柔軟に対応し、人と人とのつながりを重んじ、世界のどこにいても活躍できる、そんな力を問題解決能力の学習と豊富な体験を通して身につけていきます。

本校では、日々の授業の工夫はもちろん、充実した豊かな言葉を暗誦したり、「近小音読集」、「都道府県カルタ」などのオリジナル教材で興味を喚起したり、自分たちで計画する社会見学、親子歴史ウォークなどの実体験を重ねたりと、さまざまな機会を意図的に用意しています。

総合大学の附属校としての充実した教育環境のもと、「人に愛される人」、「信頼される人」、「尊敬される人」の育成に努めています。

では「進化」をテーマに本校の3つの特色をお伝えさせていただきます。

1つ目は、「進化する国際教育」です。

「世界で活躍しよう!」をテーマに全学年週2時間の英語教育の他、AIとの英会話学習、オクスフォードへのサマースクールなど多彩な活動を行っています。

英語教育では専任教師とネイティブ教師によるティームティーチングで、さまざまなシチュエーションで英語を使う経験を積んでいきます。

4.5年生の希望者が対象の「オックスフォードドラゴンスクール」は世界ではじめて本校が団体として受け入れて頂きました。

本スクールは、毎年世界50か国以上から集まる子どもたちと一緒に2週間にわたって寮に滞在し、習熟度別の英語のレッスン、アクティビティに参加します。

寮生活では4~6人の国籍の異なる児童が一つの部屋で共同生活を送るため、世界のお友達とつながりができるほか、各国の文化、価値観を学ぶことができます。

帰国後の児童を見ると、積極性が増し、学ぶことに対する意識が高まっているように感じています。

2つ目は「進化する近大連携」です。

本校では、最先端の学術に触れることができる近畿大学との連携プログラムにより、小学校から大学を学ぶことができます。

法学部にある法廷教室を利用した模擬裁判では、被告側と原告側に児童がそれぞれたち、判決します。

論理的な状況証拠、発言、被害者の家族の心境を聞いた中での判決は児童たちにとって貴重な経験となりました。

医学部との連携では、近畿大学奈良病院の普通では入れない場所に入り、院長から医学について直接お話を聞くことができます。臓器に触れるなどさまざまな経験が出来ます。

医学部を目指し、念願叶い、医学部に入っても、実習や実学教育を通して、自分に向いていないと思い、医者を諦める話をよく聞きます。本校ではそのようなことがないように小学校時代から体験を通して医療、医学に触れる機会を作っています。

本附属校の高校生の話ですが、医療の実習を通して、自分にはできないと思い、医学部の進学を一度あきらめていた生徒が、それでも最後に、自分の生きる道は医者である考え、医者になって子もいます。

3つ目は「進化する異年齢交流」です。

思いやりの心を育み、人のお世話ができる近小生を育てます。

共に遊び、共に学ぶ。学年の垣根を越えた交流から豊かな人間性が育まれます。

人に愛されるような教養を持てば、必ず、尊敬されます。尊敬されるような人柄を持つ人は必ず信頼されます。目上の人からも信頼されますし、下級生からも信頼されます。

年齢を異にする「集団」の中で、互いに見守り、互いに育てる「眼」を育てます。

本校では、6年生が新入生を入学時からお世話します。入学式の前に行われる予行で1年生と6年生が初めて出会い、この日から近小での兄弟姉妹の関係づくりが始まります。教室が隣にあるので、毎日、顔を合わせ、学校に登校してから下校するまで、同じフロアで過ごします。

また小学校と同じキャンパス内にある附属幼稚園との交流の機会も大切にしています。

近小タイムを利用した「KF活動」では、園児と小学生の児童が一緒にご飯を食べたり、運動会で遊んだりします。普段取り組んでいる学習の中での交流の機会を通して、子どもたちは思いやりの心を育んでいきます。

【訪問を終えて】

 校長先生のお話を聞いていると、近畿大学附属小学校の児童の生き生きとした小学校生活が想像できました。

「次の日が楽しみに眠れない日にしたい」とのお言葉が小学校生活だけでなく、我々が社会生活を送る上でも大切なことではないでしょうか。

「笑顔の数が幸せの数」と仰った校長先生の表情、お言葉もとても印象的でした。

【ピグマリオンとの関連性】

 近畿大学附属小学校の「人に愛される人」、「信頼される人」、「尊敬される人」は、ピグマリオンの二人称教育と関連性があります。

 入学後もピグマリオンの二人称教育で育てられた感性、知性、人間性、愛、幸せで、「人に愛される人」、「信頼される人」、「尊敬される人」を育ててください。

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