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♢私立小学校訪問記/光華小学校

2021.12.21

 小学校に近づくと校舎が工事中でした。2022年4月に新校舎が誕生するそうです。

新校舎ではコモンスペースと教室が一体となり、学年単位で集まれ、コモンスペースでは壁がホワイトボードになり、アイデアを書き出し、話し合い、考えを深める活動ができるそうです。

 本日はフィンランド教育を学ばれ、学校改革を推進中の校長先生と入試広報担当の先生と面談しました。

 下記は校長先生とお話しした内容を列記します。

【学校では、教育の目的をどのように考えていますか】

 SDGsの考えにも通じる“誰ひとり取り残さない”という仏教教育の摂取不捨の考え方を大切にしながら、「光華の心」である「向上心」「潤いの心」「感謝の心」を大切にしたいと考えています。その上で、児童の無限の可能性を信じ、気が付いたら何かに夢中になっている、その「何か」にあふれたワクワク感みなぎる学校生活のために、様々な工夫を教育活動で進めていきたいと考えています。今までの光華の良さを生かしながら、最先端の教育を目指す、「不易と流行」を実践したいと考えています。

【受験対策はどのようにすればよいのでしょうか】

 本校の入試は一般入試と光華プログラム入試の2種類あります。

・一般入試

 ペーパーテスト、行動観察、運動実技、保護者面接があります。

1.ペーパーテスト

 推理、言語、図形、記憶、など一般的な思考力の問題と指先の緻密性を見ます。

2.行動観察

 まわりのお友達へのかかわり、状況に応じた声掛け、積極的な行動、集団での適切な行動ができるかなどを見ます。

3.運動実技

 運動能力の高さを見るのではなく、幼児期の間に育っていてほしい身体能力とバランス感覚を見ます。

4.保護者面接

 保護者様には本校の教育理念に対するご理解、志望理由、ご家庭での教育方針、お子様に対する思い、願いを聞きます。

・光華プログラム入試

 2021年よりはじめた入試です。

 事前に親子面談、プレテストを1回、体験授業を行う光華プログラムを2回以上参加して頂きます。光華プログラムを通して当校の教育方針、授業内容を理解いただきます。

 光華プログラムの様子は保護者の方にも観ていただきます。

 毎回内容の違う体験授業を行っており、本年は3回行いましたが、3回とも参加させた方もいらっしゃいました。

 受験資格を満たした方は、入試当日は親子面接のみとなります。

お子さまには園での生活、家での生活、友達とのことを聞きます。

【光華小学校の教育の内容】

 小学校で過ごす6年間は毎日が成長のチャンスです。「やってみよう!」という気持ちを持って、友達や先生と一緒にチャレンジし続けるとなりたい自分に向かって未来を切り開く力が身につきます。

 6年間の学びを3つのステップとし、1.2年生は「基礎づくり」、3.4年生は「習得」、5.6年生は「発展」と位置付けています。3つのステップと本校の特色である異文化理解教育についてお話ししたいと思います。

1.「基礎づくり」

何事も身体で覚えることが大事な時期です。手を動かし、目や耳で知る学習で脳を活性化させ、多くの体験学習を通して、学びの基礎を定着させます。

全教科で探究型、体験型、対話型の学びを実践します。探究型の学びに独自の教科「光華探究(京都+ベンチャー)」があります。京都+ADD(“加える”)+ベンチャー(“冒険する”、“新しいものを生み出す”)という意味が込められています。STEAM教育を取り入れ、京都の文化・歴史・科学・技術を学ぶ中で考えや行動をアップデートし続けていく探求学習を行います。

「自ら課題を設定し、解決策を探り、わかりやすく提案する」という探究のサイクルを身に付け、広い視野で知識・技能を活用する力を育みます。

 また1年生からフィンランドとの交流活動を行い、国際感覚、コミュニケーション力、英語力を伸ばします。

 小学校は社会の第1歩となり、大きく環境が変化します。教員や同級生・上級生に見守られながら少しずつ学校生活に慣れ、協働するする楽しさを学んでほしいと思っています。

2.「習得」

 徐々に抽象的なことを理解し、論理的に物事を考えられるようになります。集中力や発想力が増すのもこの時期です。児童の自由な発想を尊重しながら、学習の仕方やその面白さを習得します。学習ではテーマ・目標に対する問いを児童自身が創り、それを修正・分析・比較評価を行う「QFT」、客観的な原因・理由から結論を導き出す論理展開を身につける「光華論理プログラム」により、思考力・判断力・表現力を育みます。

 3年生からは教科担任制による、より質の高い授業を展開します。

3.「発展」

自分自身を客観的に見つめられるようになり、思考力が深まる時期です。将来の目標を意識した主体的な学習姿勢を定着させ、さらに深い思考・判断・表現が出来るようサポートします。本校の児童は高学年になると自発的に学ぶ習慣が身についているので、学びの定着ができており、思考力を通して総合的な能力が高い児童が多いと感じています。活動の中でも児童会活動やクラブ活動において集団のリーダーとなって活躍します。

 高学年の希望者には様々な国の提携校との留学プログラムがあります。なかでも1か月程度のフィンランドの短期交換留学は注目の的です。1年生の時からオンラインで海外交流は行っておりますが、実際現地に行き、文化、自然など様々な違いを体験し、国際感覚を鍛えることでグローバルな視点で物事を考える力、困難を乗り越えていく力を養います。海外留学に行くことで児童は、英語がうまく伝わらず、悔しくて、帰国後に自発的に英語を学び、大きく英語力が成長していくケースも出てきます。

4.異文化理解教育

 本校が考える「異文化」とは、外国の文化のみならず、日本の文化を含め、自分と異な

る多様な価値観と考えています。異世代・異性・異国など自分と異なる存在と積極的に交流することで、多様性を理解して、共生・協働する力を育みます。

そのために自己を見つめ、他者を思いやる「こころ」、日本文化を十分に知り、自国に誇りと愛着を持ったうえで、異文化の背景にある価値観や歴史を理解し、しっかりとした母国語を前提とした言語能力を育てます。本校では、1年から礼法、5年で邦楽、6年で茶道の授業を取り入れています。

 異文化理解教育ではフィンランドとの交流活動があります。「環境」をテーマにそれぞれの文化、取組、課題を見つけ、発表します。今年は「食」の環境をテーマにそれぞれの給食事情について発表を行いました。日本の給食では与えられたものを食べますが、フィンランドでは児童が必要なものを選んで食べるため、残飯という考えがないという発見がありました。

 交流活動にフィンランドを選んだ理由の1つに時差があるということが挙げられます。

学びは学校で完結するものではなく、学校、家庭、社会が一体化して行うスパイラル教育であるべきだと考えています。フィンランドとは7時間の時差があるため、保護者会と連携し児童と教員だけでなく、多くの人と関わりながら展開します。様々な年代、職業の人と交流し、意見を交わすことができます。

【訪問を終えて】

 校長先生は、校長在任中に兵庫教育大学の大学院で学びなおされたそうです。フィンランドでも学校の先生は研究者の一面もあり、常に学び続けているそうで、ご自身もそうでありたいと話されていました。学校のトップである校長先生が率先して自発的に学ぶ姿勢を見せることで、それが児童にも伝わり、光華小学校では自発的に学ぶ環境ができているのでしょう。

 日本の伝統文化を大切にしながら、世界一ともいわれるフィンランド教育など最先端の教育を学べるのは光華小学校の大きな魅力ではないでしょうか。

【ピグマリオンとの関連性】

 「自己を確立し、未来を創造する力」はピグマリオンの思考力教育と関連性があります。

 ですから、入学後も安心して、ピグマリオンの思考力教育で育てた創造力で、「自己を確立し、未来を創造する力」育ててください。

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