神戸本部・三宮教室
2021.06.08
講師のつぶやき(2021.6月)
【おうちで楽しく】
新緑の季節ですね。六甲山の緑も鮮やかさを増し、美しさに心が和みます。
そして今年は例年になく早い5月の梅雨入りとなりました。
コロナ禍に加え、雨の日が多くなるとお散歩などにも出かけられず、お子さんとのおうち時間が長くなりますね。
みなさんどう過ごされていますか。
雨の日には昔ながらのオセロやトランプの神経衰弱などのゲームはいかがですか。
楽しみながら思考力や記憶力UPできるのが嬉しいですね。
脳力UPには『楽しい!』という気持ちが大切です。
ぜひご家族で遊んで楽しく過ごしてくださいね。
【童謡を生活の中に】
乳幼児、幼児の育児をされているご家庭にお勧めしたいのが日々の生活の中で童謡を流すことです。
当教室ではレッスンの最初に童謡を歌います。
年齢や季節に合った曲を講師が選び、約1ヶ月同じ歌を歌っていきます。
歌が大好きで大きな声で歌ってくれる生徒さん、じっくり聞きたいから「先生歌わないで」と言ってくる生徒さん。
反応は様々ですがみんな楽しんでくれています。
童謡には
季節感のあるもの(春の小川、茶摘み、虫の声、北風小僧の寒太郎など)
日本文化を伝えるもの(こいのぼり、七夕様、お正月、豆まきなど)
昔話が歌になったもの(桃太郎、金太郎、ウサギと亀など)
わらべうた(かごめかごめ、とうりゃんせなど)
といったたくさんの歌があります。
●ご家庭での簡単な取り組み●
歌が得意な方はぜひお子さんに童謡をたくさん歌ってあげてください。お母さんお父さんが歌ってあげると子どもはとても喜びます。
でも、得意じゃなかったり、毎日歌うのはたいへんですよね。
そんな時ご家庭での取り組みのお勧めは、お子さんが遊んでいる時、ご飯の時などにBGMとしてさりげなく童謡を流しておくことです。
さりげなくです。聞きなさいよーとは言わないでくださいね。
今は動画やいろいろなサブスクリプションで童謡を聞けますが、私は30曲くらい入ったCDをCDデッキで毎日流していました。
1ヶ月聞いたら違う童謡CDに替えます。
指一本で音楽が再生できる環境は、他の動画に興味が移ることもなく続けられ、とても便利です。
●童謡と語彙●
日常生活でお母さんお父さんや身近な人たちとの会話で使われる語彙には限りがありますが、童謡がプラスされると日常にはない語彙もどんどん増えていきます。
母国語は幼少期に身近な人たちの言葉を聞いているだけでなんの苦労もなく勉強もなく話せるようになります。
そこに童謡を入れてみてください。
童謡は聞き取りやすい言葉がメロディにのっているので、聞いているだけでたくさんの言葉に触れられますね。
大きくなってからの語彙の獲得は勉強、暗記になってしまいますが、幼少期には聞いているだけで身についてしまいます。
季節や日本文化といった教養も自然に身につきます。
唱歌などでは明治・大正の言葉に触れることもでき、中高生になり日本近代文学を読むときに抵抗なく読める力にもなります。
いつのまにか身についていた豊富な語彙は、絵本などへの興味理解も深め、いずれ読書の好きな子、自分の思っていることを豊かに表現できる子に育っていくことと思います。
これからも子どもたちの成長を楽しみながら見守っていきたいと思います。