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身につける6つの能力

知性とは、人類が創りあげた「現実を認識する方法」を体系化したものといえます。ピグマリオン学育メソッドは、「人類の知性獲得の歴史」に順じて習得できるよう、体系的にまとめられています。教えるのではなく自ら学ばせるという方法で、3歳から小2の子どもに適切な刺激を与えることで、70~80%の子どもは小2から小3までの間に、小6までのカリキュラムを終了することができます。

緊急事態宣言・まん延防止等措置および新型コロナウイルスによる感染症等防止への取り組み

  • ピグマリオン教室では、現在対面レッスンで対応させていただいております。
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【6つの能力で「思考の樹」を育てる】

ピグマリオンの学育メソッドを体現しているのが、この「思考の樹」です。より高い知性と感性、社会性と人間性の獲得を目標にしています。人類の知性獲得の歴史に準じて、6つの能力を正しい段階を踏みながら順番に、①指先能力→②空間能力→③図形能力→④思考、判断能力→⑤数論理能力→⑥言語能力を身につけていくことで認識能力を高め、社会性・人間性の成長を促します。ピグマリオン学育のカリキュラムには、1回のレッスン中に必ずこの①~⑥の能力開発を取り入れているのが特徴です。既存の教育法にありがちな、単に覚えさせたり、暗記させるだけの指導は、子どもの高い能力を発達させるには有害なのです。では、どのように高い能力を育成していくのか。ピグマリオン学育の能力育成法を、以下で説明していきます。

社会性・人間性の成長

1指先能力の育成 2空間能力の育成 3図形能力の育成 4思考・判断能力の育成 5数論理能力の育成 6言語能力の育成

思考の樹

指先能力が樹の支えのように基本となり、そこから能力が成り、それがやがて社会性・人間性としての大きな樹となります。

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指先能力の育成

知性のレベルを左右する指先能力

指先の調整能力が未発達な子どもは、学ぶ力が弱く、考えることが不得手になります。思考力や創造力が低いレベル(チンパンジーと同レベル)のままでは、暗記や繰り返し、覚えることで知識を増やすということになりがちです。つまり、「以前やったことがあるか」「それを覚えているか」という考えになり、新しい問題があっても、それを解決しようという意欲が育たないのです。

精神的・知的に自立していない子どもは、片手で物を処理しようとします。ボタンを留めるにしても、ズボンをはくにしても、片手だけでは上手にできません。食事、鼻をかむ、ハサミで紙を切る、ひも通しなども、全て片手だけでは難しい行為です。図形遊びの際にわかるのですが、片手で物を置こうとする子どもは、今まで多くのことを片手で行ってきたのだと考えられます。子どもが片手で物に触れる時、もう一方の手は親の手や体、服を握っています。親とつながることで肉体も精神(頭)も、親の一部となっているのです。物事は両手で行なわなければ上手にできないので、親が片手を貸して物事を処理してきたのでしょう。つまり、子ども自身は肉体も精神(頭)も、まだ自立していないのです。自立する必要がないのであれば、状況ではいつまでも変わりません。自立の必要があるからこそ、能力が育成されるのです。

指先の能力を高めるには、両手を使った遊びをさせることが大切です。目と手を協調させて物事を完成させるという経験と、両手の関係の中で一つのものができあがるという事実が、生きていくための基礎となるのです。あらゆるものは、つながる関係の中で存在しています。分断したり、部分だけを見ることは「片手落ち」です。正しく物事を理解し、行動するためには、片手落ちになってはいけません。両手、つまり全てを使うことが必要なのです。能力を全開にして一つのことを成し遂げると、一皮むけた能力を獲得していることが多いのです。

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空間能力の育成

思考の枠を広げ、三次元思考で人間性・社会性を高める

三次元空間の座標軸は、上下・前後・左右です。人間の目は情報を二次元で捉え、頭の中で三次元に再構成します。つまり、三次元空間把握能力は、人間が創った後天的な能力なので、何もしなければ育ちません。旧来の教育では空間把握能力を育成するという考え方が存在しなかったので、実はほとんどの大人の空間把握能力は低いままです。また、単に教える・覚えるという教育には空間把握能力や思考力は必要とされません。従って、大人が理解していないものは、子どもに教えることはできないのです。

知性の中に空間把握能力がないと、解答はできても問題解決能力は育ちません。日常生活においても、その弊害はさまざまな形で現れます。物をなくす、壊す、ぶつかるなとが多い子どもは、空間把握能力や構成把握能力が低いことが多いのです。また、繰り上がりや繰り下がりの計算ができない子どもは、点描写が苦手です。構成把握能力が低いためです。三次元空間能力が低いと、28+57、54-27、327+498、623-375、3486+2628、7426-4563などの加減暗算を数論理的に理解できません。また、見える現実を量的に把握することができないため、長さ・時間・かさ・重さ・面積なども数量的に理解できないのです。

人間とは「人と人の間」と書きます。人間関係の中にその本質があるということです。人間関係を理解し、良好に保つためには、三次元的知性や思考力、つまり他者の心にまで配慮できる知性が必要です。認識能力や問題解決能力が三次元的になれば、人間性も広く豊かになります。ピグマリオン学育では親子同席で学ぶスタイルですが、子どもについてきて、知らず知らずのうちに空間把握能力を育むことで、仕事がはかどるようになり職場で出世したというお父さんもいらっしゃいました。

空間把握能力を伸ばすと、全教科の成績を驚異的に伸ばすことができます。並みの成績だった子どもが、いきなり学年で5番以内に入ったり、通知表で1だった教科が5になったりする例がよくあります。点描写に毎日1題取り組むことを長期間続けていたら、子どもの視野が広がり、性格が落ち着いてきたという報告も同様に多いのです。

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図形能力の育成

現実を把握・認識するための土台をつくる

人それぞれで、この世(世界)をどのような捉え方で認識しても別にかまわないと思いますが、人間が社会的な存在である限り、やはり共通の認識を持つことが望ましいはずです。人類は知的獲得能力の長い歴史の中で、最も現実に近い図形形態の捉え方として、ユーグリッド幾何学を生み出しました。ユーグリッド幾何学とは、2000年以上前に確立された空間と図形の学問です。この考えが確立してから長いですが、人間はこれ以上の現実を図形形態的、空間位置的に捉える方法を発見できていません。ですから、世界中の人間が学校教育も含め、現実の捉え方として認められているユーグリッド幾何学を、私たちは自らの頭の中に構築する必要があるのです。

ピグマリオンでは、幼児期(2~8歳)にユーグリッド幾何学の基本となる要素を学んでほしいと考えカリキュラムを構築しました。なぜなら、90%以上の脳が創りあげられる幼児期(脳の発達は0歳~6歳頃までに約80%が形成、12歳頃までにほぼ完成)に、図形形態能力の土台となる能力が立ち上がるからです。従って、小3~4年生から図形学習を始める学校教育は、貴重な時期を失しているといえます。

図形能力は人類がこの世(世界)を捉えるために考え、創りあげた能力ですから、後天的に自らの脳の中で創造するしかありません。例えば、円・三角形・四角形という図形も頭の中で認識・理解できるように育成されていないと、捉えることができません。この能力は意識して育てないと、既に自分の頭の中にある図形しか認識できないのです。図形能力は幼児期にじっくりと育て上げる必要があります。

例えば、図形遊びで直角三角形の土台ができ、面積運動法則や光や音の波まで理解出来ます。だから、ピグマリオンの生徒は音楽の上達が速いのです。 学校教育で図形の学習は小4~小6の内容になります。しかし、その年齢では脳の大半ができあがってしまう時期なので、思考回路に定着出来ないのです。

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思考・判断能力の育成

多読のみでは獲得できない、高い社会性を養う

図形能力・空間能力・数論理能力を駆使しつつ、全体把握、構成把握、関係把握、消去法、比較法などを使って思考し、判断し、答えを創ります。

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数論理能力の育成

全ての能力に影響する「数論理」の理解を深める

数学的思考力とは、空間位置把握能力・図形形態把握能力・数論理能力が総合されたもので、現実を知的に理解するための体系的能力です。全ての能力は、数学的能力に集約され、その土壌の中から花開きます。この能力を身につけるには、人類の知性獲得の歴史に準じて体系づけられた多量の事実のみを、楽しく刺激するように子どもに与えながら、数学的知性や思考力を育てていく必要があります。そこから高い創造力が養われていくのです。

数論理能力の育成については、まず1万までの数の認識と加減暗算能力の育成を通して、命数法・記数法をマスター(特に20までが大切)することがスタートです。長さ・時間・かさ・重さ・角度・面積・体積などの量の測定や計算は、1万までの数の認識と加減暗算能力の発展応用問題にしか過ぎませんから、その後の学習もスムーズになります。

九九を指導する前に、まず掛け算の意味を加減計算を使って理解させます。10の掛け算から、5の掛け算→1の掛け算→2の掛け算→3の掛け算→9の掛け算→4の掛け算→6の掛け算→7の掛け算→8の掛け算の順番で、3ケタ×1ケタまでを指導します。さらに、文章問題までできるようにしてから、九九の指導を始めます。3ケタ×1ケタの掛け算ができるので、1ケタ×1ケタの九九などは簡単にマスターできます。

ピグマリオンの掛け算指導では、同時に割り算・面積・倍数約数なども同時に学べるので、その後の学習がスムーズになります。さらに、思考力教育として空間把握能力も育てているため、立体図形・立方体と直方体の理解、空間上の位置や関数・グラフの学習がスムーズに なります。

1万までの数の認識と加減暗算
(命数法・記数法の確立)

1から3の数を理解する

1から3は、色・材質・長さ・かさ・時間・重さとは無関係に存在する概念であるということを理解させる。

・ 1から3の刺激 これは1です
・ 1から3の比較 どちらが2ですか?
・ 1から3の多少 どちらが多いですか?
・ 1から3を聞く これはいくつですか?

4から5の数を理解する

4を2と2、1と3、5より1少ない数、5を2と3、2と2と1、4と1などと理解させる。しかし、5までは瞬時に把握できるようにする。お金も参考にする。5円・50円・500円・5000円。

6から10の数を理解する

・ 6は、3と3、5と1と理解させる
・ 7は、3と4、5と2と理解させる
・ 8は、4と4、5と3と理解させる
・ 9は、3と3と3、5と4と理解させる
・ 10は、3と3と4、5と5と理解させる
以上のように、1から5を使って6から10を理解する。

11から20の数を理解する

ヌマーカステンという5進法で考える学具を使って、3歳から4歳児のうちに、1から20までの数の理解と加減暗算能力を育成可能。

21から100・101から10000の数を理解する

ドット棒という10進法で考える学具を使って、4歳から6歳児のうちに、1から10000までの数の理解と加減暗算能力を指導し、個・本・枚・束などの単位も指導。

それ以上の数を理解する

それ以上の数は、一・十・百・千・万・億・兆・京…との組み合わせで、記すことができることを理解させる。

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言語能力の育成

多読のみでは獲得できない、高い社会性を養う

本をたくさん読んでも、それだけでは言語能力は伸びません。しかし、思考力を高めると、他者とのコミュニケーションを求めて自然に本を読み始めるようになります。この時、本当の言語能力が育つのです。 高い知性を育てるためには、高い言語能力が必要であり、そして高い言語能力は高い社会性を持つことにつながります。なぜなら、最も高い知性とは、社会性の獲得だからです。言語能力は、数学的思考力(空間・図形・数論理能力)の表現技術に過ぎません。このような理由から、数学的思考力の高い子どもは国語の成績も良いのです。

空間能力・言語能力・社会性(性格)の関連図

空間能力 言語能力 社会性のレベル/性格
一次元 一人称 自己中心的性格
二次元 二人称 自分と接触するものだけを大切にする性格
三次元 三人称 自分に無関係なものにも考えが及ぶ優しい性格

人を憂うることを、優しいと言います。優しい人は優れた人です。