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ピグマリオン学育の特徴

幼児期の教育は、他の時期の教育以上に大切です。なぜなら、幼児期の子育てが心と能力の両面を育てるからです。人間は完全な形では生まれてきせん。生まれてから出会うさまざまな環境や人間関係の中から、自分が生きていくために必要な心と能力を身につけていきます。「三つ子の魂百まで」という言葉があるように、幼児期は「何に対して喜怒哀楽を感じるか」「何に価値を認めるか」「どのような心と能力が育つのか」という、大切な第一段階の心と能力の成立期です。だからこそ、安易な判断は禁物です。

幼児教育は単なる学校教育の先取りや、演習中心でテストの点数を上げるための教育ではなく、「人間として」必ず身につけておかなければならない、心と能力を育てる「人間教育」であるべきです。お稽古事や習い事、小学校受験のための学習も、それらを通じて心と能力を高める教育でなければ意味がありません。わが子の人生を豊かにする能力を育成すること。それが、幼児教育の本来の目的です。ただ単に「教える」のでは、「できる・できない」の評価につながり、勉強嫌いの子どもにしてしまう可能性があります。教育とは、子ども自身が生活の中で体験し、自ら学び、達成の喜びを感じられるものであるべきです。

幼児期は脳がいちばん成長する時です。脳の発達は0歳~6歳頃までに約80%形成され、12歳頃までにほぼ完成されることが、世界各国のさまざまな研究からも明らかにされています。何に対して喜怒哀楽を感じ、どのような心と能力が育っていくのか、私たちは、まずその成立期を大切にします。社会に貢献する大人になってほしいと願っています。

スキャモン成長曲線

ピグマリオン学育メソッドは、その大切な脳の成立期に正しい内容・正しい方法で、一生役立つ思考力の基礎が育つように創られています。使用するオリジナル教具やカリキュラムによる効果は、すべて長年の経験と実績に裏打ちされており、驚異的な能力の向上を生み出すことで、子どもたちの心と知力を育てるお手伝いができればと考えています。そして、子どもたちが人間として豊かに育ち、未来と社会のために貢献する大人になってほしいと願っています。

高い知性を育てるためには、方法にも配慮が必要です。指導者から愛されている・大切にされているという気持ちが伝わらない指導方法では、優しさ・思いやり・愛ある心が育ちません。笑顔に満ち、落ち着いた心で指導を受けることで、事実をありのままに観察し、自分との関係を客観視できる余裕ある精神が育ちます。そして、穏やかで優しさに満ちた知性(人間性)が生まれるのです。教育には2つの方法があります。指導する側の立場で行う「教える教育」方法。そして、学ぶ側に主体性を持たせる「学ばせる教育」方法です。

「教える教育」は、ただ単に解答能力を身につける教育で、叱咤激励して学ぶ側の不足部分を見つけ、そこに注目させて指導します。指導者が間違った部分を指摘し、その反動で生徒が感情的になれば不信感が芽生え、攻撃的になったり、いつも自己弁護を繰り返すような性格になってしまいます。解答能力をつける一番簡単な方法は、暗記させる、覚えさせること。各生徒の個性を理解せず、それぞれの能力の器を考えることもなく、わからなければ覚えなさいとばかりに暗記や解答のテクニックを教え込みます。これでは生徒が苦痛を感じ、勉強を嫌がるようになります。そうなると指導者もより強く叱咤激励して教えようとしますが、明らかに逆効果となります。上下関係というのは、物の位置関係であり、人間関係ではありません。上意下達の有無を言わせない教え方は、指導者の自己中心的な心を反映するので、生徒の心が荒廃してしまうのです。

これに対し、「学ばせる教育」(ピグマリオン学育)では、学ぶ側の達成部分を見つけて褒め、不足部分があればその処方箋を考え、きちんと学べる対策を立てることで、学ぶ側の能力育成を行っていきます。低いレベルの問題なら、解答能力だけをトレーニングしている生徒がテストの点数で勝るかもしれません。しかし、高い能力が求められるレベルになると、問題解決能力のある生徒に軍配が上がります。ピグマリオン学育メソッドで学んだ子どもたちが、高学年になればなるほどよい成績になっていく実例が多いのは、この問題解決能力がきちんと備わっているからなのです。

褒められると自信が湧き、学ぶ喜びが生まれます。そして人への信頼、生きる喜びが生まれ、優しさ、思いやり、友情、他者を受け入れる心が育ちます。70点取れば、取れない30点は不問にして、学んだことを褒めます。取れない30点は、その時点で理解できなかったもの、能力を超えるものであり、何点だろうとその時点における最大限の能力で獲得した点数なのです。そのことを褒め、不足分には処方箋を与えればよいのです。間違った問題をもう一度させる前に、間違った原因である能力の不足をトレーニングで育て、理解に必要な能力の器を大きくしてから問題に再挑戦させます。これなら間違ったことに対する不快感は生じないので、子どもは素直に問題に取り組めるのです。

この大切な幼時期を、親としてどのように接し、過ごせばよいのでしょうか?子どもの高い知性を育てるためには、愛されている・大切にされているという気持ちを伝える指導が必要で、その結果、優しさ・思いやり・愛ある心が育つ、と先にお伝えしました。私たちは、幼児教育におけるこの意識と姿勢を指導者側だけではなく、自宅で多くの時間を一緒に過ごされている保護者の方々にも同様に、共有・実践してほしいと願っています。

ピグマリオンの学習講座を見学して頂ければわかりますが、一般の他の幼児教育の現場や受験塾ではほぼ見られない、机を一緒に並べた「親子同席型」の学習スタイルです。子どもに寄り添い、隣で成長を優しく見守りながらともに学ぶという姿勢。子どもと同じ目線、立場で見守り、学びをサポートすることで、子どもは自分が愛されている・大切にされているという気持ちが増幅され、精神もより安定します。リラックスした状態で学べるからこそ、効果的な学びが期待できるのです。注意が必要なのは、問題を一緒には解かないことです。しっかり考えさせて、解くことだけを学習の目的にしないでください。家庭学習を行う場合も同様です。原理を深く丁寧に説明し、好きなところから学ばせて、学ぶことの楽しさを覚えさせてください。それが親子の絆を深めながら、子どもの能力を育てることにつながるのです。