余談。台湾から⑴
2022.04.08
ピグマリオン メソッドと箸の文化。
ピグマリオン の普及と箸を使う文化についてお話します。
以前高橋さんから聞いた話ですが、マレーシアでの普及の際に、マレーシア人の教師が箸が使えないことが分かり、指先能力の教育普及の壁を感じたというもの。
箸の文化は東アジア中心で、それと陸続きインドシナ半島までです。マレーシア、インドネシアなどイスラムやインド圏になると、素手で食べる食文化です。大雑把な割合で言うと、箸文化1/3,スプーン文化1/3,残り1/3 素手、ナイフ、フォークなど。
私の実体験で言うと純粋の箸の文化は日本でこそ生きてますが、
中国、台湾、朝鮮半島では、スプーン、れんげ、箸の折衷型です。
特に箸の文化は台湾のおばあさん、おじいさん世代には根強く残り孫の躾に目を光らせていますが、親の世代はそれが出来ない人々が多い。ピグマリオン 学育の普及は、指先能力の完成形である箸の使い方から指導をすることになります。
とりわけ、親と彼氏に甘やかされている台湾の良家のお嬢さんは難敵。知的で、可愛くて明るいお嬢さんの箸の持ち方を、X形にもったり、刺したり、ガッカリすることが多く、彼女達が母親になると思うと黯然たる気持ちになります。
中国大陸では、箸は唐宋の時代に使われていた言葉で、古書に見られるますが、現代中国語では、筷子コワイズと言い、その数え方は一双(一対)。日本語では、一膳です。
直接的具体的プラグマティックな中国語に対し、日本語の暗示的な美しさ、想像力を掻き立てる奥ゆかしさをかんじます。
ピグマリオン を普及することの苦労と楽しみは、海外の文化と向き合うことです。
今年はピグマリオン 台湾元年の年とします。